西荻と新作絵本

新しい絵本、

『よっちゃんと木になるネコ』
がいよいよ完成間近… 
飯田くんは テレビの撮影らしく 来週に備えている 

そんななかを縫って 木になるねこの出版記念のギャラリーを探しに西荻窪に家族で出かけた。
長男はお弁当を最近買い換えてよくたべるようになり

次男は3月半ばをすぎるのに幼稚園にもまだ はいるか未定でオムツも本人の意思でつけている 

三番目の女の子は 
高いところからとびおりたり 本当にチョロチョロしてて 

四番めの女の子は 
寝返りを始めた 

私は春 いつもボケてるが ますますボケて 無 無 

みたいになりつつある 
無でも平和ではない
どこに何をおいたかさっぱりわからなくなり、カバンのなかから携帯を探すのも一苦労で、スイカは
消えて、
ひろいました
とバスのひとから電話がきたりする始末だ

みんな自分のことにいっぱいだ
そんな間を縫ってである 

子供をあやす達人のおじさんが近所にすんでいて、大ファンなのだが 今日も公園にいくと 風船を配って かまいにきてくれた 
とにかく子供四人相手に立ち回るのだから身体が相当きれる とにかく
達人だ

この日も達人は真っ白い服を上下着て
ひげをのばし、
そのまわりを赤や緑
ピンクの風船と子供四人がキャキャいいながら回っていて
なかなか美しい景色がタチアがっていた

荻窪に電車で向かう。次男は最近
頭を少し使う
「これは
なに線?」
武蔵野線と東部線は覚えたようだ 

いっけんめ 
『松庵文庫』
庭があるところだ 
そこで踊り 、子供らがいても大丈夫だろう 
と思ったが 


カフェがついていてそこで本がよめる 
セレクトされた本と 美味しそうな コーヒーとケーキ 
静かな大人の空間で ゆっくりした時間が流れている

ちびたちみたいにガブガブ一瞬で水を飲み ケーキも躊躇なくたいらげてしまうような輩は 厳しい 

本当にいい空間で残念だけど子供たちをここで展示するばあい
預けないといけない 
白いしっくいの壁に 黒い木 

たまらない空間をあとにすると玄関先で 傘を広げ 
ミカンやリンゴをはかりうりしているお店があった ななまる商店と いうお店だ 

ポンカンを3つ買った 
そしたら店主の澤田さんが ギャラリー  向かいの並びにあるといい おしえてくれた 

二件め
ななまる商店さんのおすすめでいくと
 矢島美途さんという『 アトリエすゞ途 』のオーナーがでてきて 感じよくはなしを聞いてくれた。

陶芸と 縄文の展示が今はしてあった 
絵本をみせると 
なんと いっさつめの 「ぼくはいる」の絵の撮影をしてくださった かの写真家 飯村昭彦 さんのお知り合いで きぐうですな と
トマソンの煙突男・飯村昭彦さんとも知り合いで芸術状物質のはなしなどで盛り上がった
ちょっとかんがえます!といってオーナーさんは隣の面白い家があると紹介してくれた

そのあと帰りは飯田君が好きだという古本屋『古書音羽館 』さんに寄り
子供らは 『古書音羽館 』 さんに入れず前のマンションでつげ義春のマンガにでもでてくるような

石屋みたいなものをひらいて遊んでいた 
あとは
輪島さんにあって 
写真を一緒にとっていただいたり、 

『 越後鶴屋 』でお団子を食べて 、
しかも風車までもらって、

西荻窪をあとにした 

西荻のいい雰囲気を胸に日本画で『春』を描いた、これも新作絵本『よっちゃんと木になるネコ』に掲載される