輝く星

かがやくほしか、しかしだれかよんだか
部屋のすみのものになっている

もうだいぶ
動いていない
そんな時間とたいじするのが取ろうだと
意識をおいやってしまった

おいおい
君はなんばんちにいったんだ

すいとられ
つながる

くちていく

実際それいじないのだ

光にいき

ひっぱられる

大事なのはくいちらかされること

色彩が
たくさんある

こんな星に産まれてキテヨかった

眠れる人が みていてくれる

そうそう
連れ戻されてしまうが

やっぱりあの花の色や 夜の色
シーツの手触り
ひかりが
好きなんだ

地上に 線をひく
どんな世界なんて カテゴライズはいらない
専門家にまかせればいい

嵐自身なんだ

冷蔵庫の中
布団 あのこの夢の中花火のような 命の  音色に
うきうきしてしまう
夢心地のままかえる 祭りあと
いつから暗闇をだれと歩いているのか
産まれる前につながっている
向こう側から
葬式帰りの 旦那の姿がみえる
旦那のお父さんの位牌をもって

その横をみてる花がいるのを知ってるか?

口笛をふいてまぎらわす

あかい夕陽

どこまでいっても
人生はきれいだ

だから 時々
なまけたくなる

まなこに ひらく
せんから
また 命がはいってくる

流れ星みたいに勢いよく

光っている

お父さんが動かず静かにみている
暗闇に なって

暗闇があるから光っている
光は光るから暗闇をなんであるか知らない
暗闇に光るから星なんだ

あのこの髪飾りがあった

あのこの好きなテレビ番組

あのこの好きな
アイス

あのこの好きなものは日常にある

言葉をだすと
わーわー文句やうらやましさや
ひもじさがある

貧しいこともすごい
光りかがやいてないような星もいい

何か一体を まもろうとしている

みんな一緒のもの空気

こっそり 何かするなんて

あのこには楽しみにしている明日がある

地続きな
明日がある

地に足がついて
それがまずしかろうと文句たらたらだろうと 同じ 車輪を
回しつづける 美しさがある

けして満足を知らない美しさがある

そんな人間には光にはならなくとも 光が見にきている

倒れ くちおちてく瞬間も

孤独だと思ったときも

照らされている

ねがいごい

捨てられた子供たちが 裸でたおれている何も
することがないと
宙をみている

吹き飛んでくる

しゃべる

リモコン

ティッシュ

オムツ

びゅうびゅう とんでる

うーん
この風は明日と100年後 の境からくるのか

台所のしゃもじがみてた

冷蔵庫から
いきなり ピーナッツバターが 転がり
落ちた

堕ちた

堕ちて

床にばあ、~んと

跳ねた

何もかも終わった

そうそう
昇華する とかじゃなく この風 事態に
意味が
というか

存在するだけだ

この いる という紛れもなさに 卒倒しそうになり
子供にきつけくすりを ください
と たのんだ

また その きつけが強く
わあんわあん
体を駆け巡るから
泣いたり わめいたりあっちでとんで
こっちを くぐり

頭をかきむしった   かかのぼさぼさ頭と 投げ出した
太もも

書棚と 棚と 棚と
畑 タワーのごとく
たつ トトの 膝頭

が 悲鳴と炎のある
ポンペイで会おう
と 決めていた

倒れ寝転んだ床にたまたま
怪獣の人形と目があった
友達にしたのだ

葬列に
いた
旦那に

はなしたい

あのとき
産まれたんだ

全身のちが 逆流しても 逆流しない
時間