今回、銭洲亭という素敵な場所で、初の絵本原画展!!

今回、銭洲亭という素敵な場所で、初の絵本原画展!!
2月1日から2月28日までの贅沢な一か月間の展示です。

以下、銭洲亭に飾らせていただいている文章です。

日本画の個展は何度かしたけど、絵本の原画を人にみてもらうのは、なんだか不思議な気持ちがします。
というのも、初の絵本「ぼくはいる」は、絵本はそもそも子どもを授かり、一緒に公園や川で遊ぶようになり、
「チョウチョがいるね!太陽もいるね!」と絵で遊んでいたことから始まったからです。
できてからは、「ぼくはいる」という子どもは言わずに存在を輝かせていて、そんなムジャキさに圧倒されています。
そして、2冊目の「よっちゃんと木になるネコ」ですが、コーヒーを飲みながら考えてみると、この絵本は愛がテーマなんだなと思いました。死んでしまった大親友が木の実になってくれて、そして、悲しくて嬉しくて、それ以上に愛情があふれてきて、それで、「食べて!」と言われ、食べてしまう…ああああ~!無常!!と叫びたくなります。
いまわたしは、その叫びたくなるような気持ちをグッと、最後のコーヒー、一口を飲み干し、ゆっくりと鼻に抜ける香ばしい苦味を感じています。
初の2作品の絵本原画展を美味しいコーヒーをゆったりとした心地で味わってくだされば幸いです。
絵本作家/日本画家 飯田知子

銭洲亭のホームページ
https://www.zenisutei.com/
どうぞよろしくお願いいたします!