次男のはなし01

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うちは四人兄弟で上から順に男、男、女、女、長男だけが幼稚園に通い、後はみんな私も含め、ぶらぶらしている。

次男は週何回か保育園に通っているが、正規の生徒ではなく、親の仕事の関係で1日単位であづけたりできるもので、行ったり行かなかったりしている、来年度から幼稚園にいれようか、でもお金もかかるし、集団生活するより、畑や森や川、公園などぶらぶらしてるほうがいいのでは?とも思い、近頃のこは三年保育、または一歳とか二歳から保育園に通うこも少なくないなか保留になったままにいる。

またこの保留という状況が何か少し居場所のない居場所のようでずるやすみのようで心地いいのかもしれない。浪人時代の後ろめたさに似ている、私が産後なのもあり、産後3ヶ月はとにかくゆっくりいようと考え、パジャマでかなり過ごしていた、もう3ヶ月は過ぎたとこなのだが、寝惚けまなこな時間にまだいる。朝、次男は起きると0歳3ヶ月の女のこのふとんに入り、「優しいね」とかはなしかけている。0歳の方も目をパチクリ血色いい肌で次男の話をきいてい
る。たまに怖いこともささやいていて「魂ぬくぞ」とか耳元でささやいている。

スポンジボブが好きでみている。私たちどこにも通っていない四人は昼間、ひどくゆっくりした朝食をすませ、坂道を降りて、畑道をとおり沼のある公園に通っている。ベビーカーに二人、ときには三人のせていく。車に轢かれそうになり、怒鳴りながら歩いている。

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飯田くんが畑を借りている。


年間何千円かなのだがかなり収穫している。上手いのだ、畑を二つ借りていたのだが、一つにすることになり、草刈りをすることになった。返すことを、次男にいうと「畑ひとりじゃかわいそう、二つの畑のほうがいいね」とか可笑しなことをいう、保育園、幼稚園もどっちに行きたいかきくと、お兄ちゃんの幼稚園に行きたいようなことはいうが「目の保育園、耳の保育園、耳は保育園」など
きちがいじみたことをいい、目の保育園があるとか作りはなしを始める。擬人化するのが好きみたいだ。


禅問答のような無益な時間が無駄なようで楽しい。
ねこじゃらし 
フェンス 
さびあがる 生活を煮詰めたような茶色く赤いさび、鬱蒼として何か秘密がありそうな竹藪がうちの近くには沢山ある。

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猥雑さと洒落た景色がうちの近くの自然にはあり、好きだ。多分自然だけならきれいなのだが鉄やペットボトル、生け垣のように区切られていると、何か秘密めちたいけない感じになる、草むらとかも何か垣があり何かひそんでいそうな気配がすると急にどきときする。

化けねこ、お座敷、水が好きな次男と三女は公園にいくとずぶぬれになる 
着替えももっていくのだが ないと
裸でずぶぬれのままベビーカーにのせている「かか はな」 
裸の大将は命令してくる、ハナカミをだしふく、ゴーリのうろんな客 のような
あらがえない 奇妙さ親が従ってしまう 妙さを自分で感じながら散歩している
今日、川原であそんだ。

空き缶に川の水をくんだりして次男はそれを飲んだりしていた、暫く遊んでいると、黒い男性用の革靴が川の真ん中にあった。
ちびまるこちゃんじゃないが わあ 誰のだろう?創造をくすぐり次男 三女と見ていた。 「かか、とってきて」
石につぎつぎとびのり 靴を拾う

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ギンザなんとか 
洒落た靴のようだ 
でもなかは 泥や藻のようなモノが入っている 

戻る途中 川に あしをおとす 

とりあえず きのうえにおく 
明日 警察に届けよう