飯田君の食卓

料理好き

飯田君(飯田晃一)は 昔から 料理が好きみたいだ
全く 知らない 香辛料や 多国籍なかんじの料理を作る
鍋 カレー スパゲッティー ラーメン
焼き肉 肉はとにかく好きだ

白菜の鍋

一番最初に作ってもらった白菜の鍋は凄かった
薄味 なんだけれど
塩あじだけでないような とにかくやさしい 味でいくらでめ食べれた

カレーは
ターメリックや コリアンダー ココナッツパウダーなど 冷蔵庫の引き出し一個分は 香辛料やカレーの材料で 玉ねぎ ニンニク ひき肉を炒めたようなところからはじまる 香ばしいものが多い 見慣れないころは,白い湯気とフライパンにまぶされるターメリックの山吹色がまぶしかった

カレー

ラッサムというすっぱいスープもつけてくれる
インドの人は 手で
カレーを食べるようで カレー屋さんにいくと飯田くんも手で食べていて これはなかなか まねしてみると 食べるという行為が全くちがう
生々しい 感触になる

そういえば 会ったばかりの頃は なぜか ろくに料理もしないのに キムチを作ろうということになり
白菜からまず 水をだすのに重い石をのせ アミの塩辛などを かき混ぜ キムチを作ろうとしてた
唐辛子の 粉が 朱色ぽい鮮やかな赤で
これもはっとした

畳の上に
石や 本, 重しとしての
唐辛子
夜中の台所の床で
飯田君がかきまぜていた

白菜の白と 黄緑が 塩辛のなんともいえない濁った赤紫すい 唐辛子の赤が 散らばる
リンゴか パイナップルも 混ぜていた

料理もろくにしなかった私は この夜中の作業に 感動した